ファミリーヒストリー??
更新日:2022.01.31
この記事の筆者紹介
- 自然の中に溶け込む神社が好きです。だから戸隠や富士山が好きです。魚が好きです。だからスシローなど回転寿司によく行きます。和風の家が好きです。だから茶室付きのアパートに住んでいます。舞台が好きです。だから劇団四季のミュージカルをよく見に行きます。頭が弱いです。だから独り言をよく言います。整理するのが苦手です。だから机の上が汚いです。薄っぺらい人間ですが、今後も前向きに頑張っていこうと思います。よろしくお願いします。
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こんにちは。四季の旅ツアースタッフの武内です。
いつもは四季の旅のツアーに関わることを書いていますが、ファンサイトということで今回は個人的な旅行について記します。
実は昨年の年末、母校の大学生や卒業生との研修旅行で沖縄を訪れる機会がありました。
私は子どもの頃、沖縄を2回訪れています。
石垣島や西表島の豊かな自然を満喫したり、万座ビーチで遊んだり…家族での楽しい思い出があります。
しかし、沖縄戦の戦跡については、なかなか足を向けられず、今まで訪れる機会がありませんでした。
今回の研修旅行では、たくさんの方が集団自決に追い込まれてしまったという「チビチリガマ」や有名な「ひめゆりの塔」、また最後には600人が避難したという「轟壕(とどろきごう)」などを見学しました。
普段は考えることさえ避けてしまうくらい悲惨な沖縄戦の現場に接することができたのは、貴重な機会だったと思います。
2泊3日の研修旅行の最後に訪れたのが、沖縄戦で亡くなった方々の名前を刻んだ施設「平和の礎(いしじ)」。
こちらには各都道府県ごとに分かれて、犠牲者の方の名前が刻まれています。
祖父の兄弟が沖縄戦で亡くなったという話を聞いたことがあるとを思い出し、出身の愛知県の石碑を探すと「武内稔」の文字が…
これだ…。
正直にいうと、沖縄戦の想像もできないようなあまりの悲惨さに、どこか遠い世界での出来事のように感じているところがなかったといえば嘘になります。
しかし、自分の祖父の兄がその当事者だったことを改めて思い出し、決して遠い昔の話ではないことを実感しました。
年末年始に実家に帰って調べてみると、祖父の兄にあたるこの武内稔さんは、享年28歳。若くして戦争の犠牲になった方の一人なんですね。
どんな気持ちで厳しい時代を生き延びたのか…。考えると胸にせまるものがありました。
使い古された言葉ですが、平和の世の中への感謝と、日々生きていることのありがたさを噛み締める機会になりました。
楽しさいっぱいの旅行も良いですが、時にはこういった旅行も必要なのかもしれません。
今こうして生きていられることのありがたさを噛み締めた年末年始でした。
今回は少し堅い内容になりましたね。次回は明るい内容でお届けします♪
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