奈良大和四寺巡礼ツアー初運行

添乗日記

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こんにちは。

四季の旅、ツアースタッフの武内です。

今回、新しく企画した奈良のお寺巡りのツアー1本目が催行されました。

同行したツアースタッフからレポートが届きましたので紹介いたします。

添乗員の奈櫻です。

9月26日(土)出発、四季の旅New Bus Tourの「朝発1泊2日間 長谷寺・室生寺・岡寺・安倍文殊院をめぐる奈良大和 四寺巡礼と談山神社参拝 宿泊バスツアー」に添乗させて頂きました。

今回は朝陽観光バスさんにお世話になりました。

神社参拝ツアーが多い四季の旅ですが、お寺がメインのツアーはとても珍しいですね。

公共交通機関ではなかなか効率よく参拝する事ができない「奈良・大和の四寺」と、お客様のアンケートに於いてご要望が多かった「談山神社(たんざんじんじゃ)」にも参拝させて頂きました。

各寺院には、疫病退散を願った四寺巡礼に因んだ仏像を参拝して頂きます。

7:00新宿を出発して、途中3回程サービスエリアで休憩を取りながら、最初の参拝場所は「室生寺」です。

橋を渡れば室生寺です

四寺巡礼と言う事で、各お寺にて巡礼衣(おいずる)に御朱印を受けるのですが、今回は特別に四季の旅のお客様は、最初の参拝「室生寺」から四寺分の御朱印を押された巡礼衣を頂きました。御朱印付きの巡礼衣を着たまま参拝できるので本当に良かったです。また、お寺のご厚意で、四寺分の護摩木分を既にご用意して頂きました。御名前を書いて各お寺にてお焚き上げして頂きます。

お坊さんから四寺巡礼のお話をいただきました。

四寺の御朱印が押された巡礼衣がかっこいい。

四寺の護摩木 です。

室生寺は、日光東照宮のお手本になったお寺と言われています。また、厳しく女人を禁制した高野山に対して、女性の参拝を許したことから「女人高野」と呼ばれて親しまれてきました。

自然と建物が調和している様子がとても美しい寺院です。そして五重塔は我が国最小です。

こちらでは、国宝・悟りの仏「薬師如来」を参拝して頂きます。

厳かな雰囲気の仁王門です。

本殿の側面からお経を唱えております。

本殿です。

日本最小の五重塔です。

自然に溶け込んでいます。

パン字池(パンは梵語で書いてあります) 。
少しだけ紅葉しており、12月上旬まで紅葉しているそうです。

室生山は水源地であることから、古くより水を司る龍神信仰の霊地としても知られています。

近くには「室生寺龍穴神社」も参拝できます。神ささびた雰囲気が漂う素敵な社です。

鳥居の苔も良い感じです。

龍穴神社です。

次に参拝したお寺は、陰陽師・安倍晴明が陰陽道の修行をしたとも言われている「安倍文殊院」です。こちらでは団体での御祈祷を受けさせて頂きました。

美しい構造を持つ古墳の一つとしてされています「西古墳も」もあります。

知恵の仏「文殊菩薩」をご参拝。

左の「下馬石」。これだけ大きい石が置かれているのは、かつてこのお寺が多くの参拝者が訪れた証だそうです。

秘仏が拝観できる金閣浮御堂です。

西古墳です。

17:30には宿泊先、The Kashihara (ザ 橿原)に到着しました。とても綺麗なホテルです。付近には居酒屋やレストラン、スーパーマーケットもありとても便利です。もちろん大浴場もございますので、ゆっくり入浴して癒しタイムですね。

朝早起きすれば、橿原神宮まで徒歩約10分。さらに10分歩けば「神武天皇陵」まで行けます。朝食前の運動には良いですね♬

早朝5時ごろの橿原神宮は静謐な雰囲気。

朝靄がかかっていてとても幻想的です。

外拝殿です。

奥は内拝殿です。

Breakfastはコロナ対策の為Buffet Styleでしたが、全て小鉢対応でした。

使い捨て手袋も用意してあり、衛星面もバッチリで綺麗なレストランでした。

2日目の最初は「岡寺」正式名所は「龍蓋寺」(りゅうがいじ)です。こちらは、日本で最初の厄除け霊場としてとして有名で、日本全国から厄除け祈願者が訪れますので、厄除けの仏「如意輪観音菩薩」をご参拝して頂きます。

境内の鐘楼はどなたでも鳴らすことができます。

三重塔から見た岡寺です。

同じく三重塔から見た景色。とても癒されます。

次に参拝したのは「談山神社」で、ここは645年、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と中臣鎌足(なかとみのかまたり)が大化の改新の談合が行われたところです。そしてご本殿は、日光東照宮のご造営のお手本になったことでも有名で「関西の日光」といわれるほどの美しさです。拝殿は出入り自由で、本殿を正面から参拝することができます。

拝殿の中から本殿が参拝できます。

縁結びのおすすめスポット、「恋の道」や、むすびの願い事を祈願できる「むすびの岩座(いわくら)」もあります。

山道を徒歩10分程登ると、談合の秘策をねった「談山(かたらいやま)へ、更に10分登ると、御破裂山(ごはれつやま)は中大兄皇子の腹心である藤原鎌足の墓所があります。

中大兄皇子と藤原鎌足公が大化改新の秘策をねられた場所と言われています。

神社近くにはお茶屋さんもあります。
この日は少々肌寒かったので、味噌田楽を召し上がっているお客様も。

このツアーの最後の参拝寺院は、「花の御寺」と呼ばれる「長谷寺」です。約30分お坊さんの説明つきで、とてもお話が面白かったです。私達が寺院に到着した数分後に、正午を告げる長谷寺名物の法螺貝(ほらがい)の音色を聞くことができました。本当にラッキーでした。

こちらの寺院の見所は、399段の登廊(のぼりろう)と京都の清水寺と同じ懸造り(かけづくり)と言われる建築方法です。よく「清水の舞台から飛び降りると」言いますが、お坊さんがおっしゃるには「長谷の舞台から飛び降りる」と言うか言わないかと(笑)。こちらでは、慈悲の仏「十一面観音菩薩」をご参拝して頂きます。

仁王門の前で正午のホラ貝の音色を聞いています。

有名な登廊(のぼりろう) 。 第一~第三登廊まであります。

登廊の灯篭です。

本堂でお経を唱えた後、お坊さんとご参拝。

本殿から離れると、懸造り(かけづくり)方式がわかりますね

「本坊」まで行くと、左に五重塔、右に本堂を写真に収めることができます

門前町には、「草餅」や「柿の葉寿司」、「にゅうめん」や「うどん」店やお土産屋さんもありますので、お土産は是非、門前町で♬

ご本尊の仏像は全て写真撮影NGですが、お写真を撮るよりも、ゆっくり仏像を眺めるのが良いですね。仏像は大まかに分けて、「如来・菩薩・天(部)」ですが、知れば知るほど面白いです。

神社ツアーを多くご案内させて頂いておりますが、今回改めて仏教の事を知ることができて、また神社とは違った参拝の楽しみ方を知ることができて良かったです。

皆さんも、是非、悠久の古都、奈良・大和を感じて見ませんか?

左上が「四寺巡礼」のticketです。最後に記念としてお客様にお配りしました♬

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